自社一貫生産
砂型鋳造~熱処理~機械加工〜検査の一貫工程
総合力が要求されるアルミ鋳物部品
半世紀。1958年創業以来、アルミ鋳物を手がけてきました。
高強度のアルミ鋳物材に精密機械加工を施し、大型アルミ鋳造部品を日本の産業界へ供給し続けます。
■ 砂型鋳造
国内最大級:鋳造枠サイズ (1300×950×300/300) の生砂型自動造型ACEラインで効率生産
・生産効率の劣る自硬性砂型鋳造、初期投資の大きな金型鋳造に比べ、コスト/納期で優れています。
■ 機械加工
一貫生産で信頼 自社砂型アルミ鋳造素材のみをMCで機械加工
・2014年5月に加工工場を新設して、温度管理した環境で5軸加工を始めました。
■ オミゴウキンの品質保証
弊社におけるアルミ鋳物部品は、鋳造・熱処理・機械加工・検査など各プロセスにおいて、全員が品質の維持に挑み、徹底した品質管理のもと生産しております。
・原材料は、AC4CH(JIS)新塊合金のみ使用。地金の購入先は品質管理の徹底したメーカーを選定し、さらに弊社における受入検査体制を充実し、信頼性の高い原料を購入しています。溶湯の化学成分は分光分析によって分析し、合金元素および不純物を厳重に管理しています。
・鋳造方案は、多年の経験および非破壊検査、機械加工後の部品としての完成品検査結果のフィードバックによって改良されており、凝固設計には押湯効果の増大と内部欠陥防止のために押湯保温スリーブと発熱ふりかけ保温剤を使用。鋳造品は製造過程において、浸透探傷検査等の非破壊検査を供給先様の検査仕様または弊社の自主検査仕様によって実施し、品質の健全性を確認しています。
・熱処理では、溶体化処理時の製品の保持方法や溶体化処理から冷却までの時間短縮などにより、変形が少なく強度が増す処理を行っています。強度の検証は、バッチ毎にTPを入れて引張試験を行います。
・機械加工では、素材および加工の確認を行い、完成部品としての検証をしています。結果はすぐに鋳造工程&熱処理工程へフィードバックし、品質の向上につなげています。製品の信頼性を保証するために、工程内検査および3次元検査によって精度の計測&管理をしています。
・検査は、各工程内検査と、分光分析検査、熱分析、限度見本比較検査、カラーチェック検査、引張試験、3次元検査など、弊社規定による検査工程があり、部品としての品質保証をしています。