アルミ鋳物機械部品・砂型鋳造/熱処理/機械加工のオミゴウキン アルミニウムについて

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アルミニウムについて

アルミは1782年に発見された比較的新しい金属です。主に飲料缶・台所製品・薬品包装・避雷針・電子・医療機器に使用され、その優れた特長から、私たちの暮らしになくてはならない素材となっています。

アルミニウムの比重は2.7。鉄(7.8)や銅(8.9)と比べると約1/3です。軽量化による性能向上が時代のニーズとなっているいま、とくに自動車、鉄道車両、航空機、船舶、コンテナなどの輸送分野で多くのアルミニウムが使われています。また軽さを生かして、各種機械の高速回転部品や摺動部品の作動効率を高めたり、装置の大型化による重量増加を抑えるなど、さまざまな効果をもたらしています。

アルミニウムは比強度(単位重量当りの強度)が大きいため、輸送機器や建築物などの構造材料として多く使用されています。
純アルミニウムの引張強さはあまり大きくありませんが、これにマグネシウム、マンガン、銅、けい素、亜鉛などを添加して合金にしたり、圧延などの加工や、熱処理を施したりして、強度を高くすることができます。最近では、リチウムを添加した低密度、高剛性の合金が開発され、航空機や大型構造物用の材料として注目されています。

■ アルミニウムの特性

密度が小さい
アルミニウムの密度は約2.70g/cm3で、実用金属材料中Mg(1.74g/cm3)に次いで軽く、Fe(7.83g/cm3)、Cu(8.96g/cm3)のおよそ1/3で、構造用に使用される金属としては最も軽い金属に属する。

比強度が大きい (弊社使用材として-AC4CH-)
用途に応じてアルミニウムに種々の元素を添付し、加工あるいは熱処理を施すことにより、大きな比強度を持つ合金が得られる。

材質が多い
合金の種類、質別によって、引張強さが約60~600N/mm2と大きく変わるので、用途に応じた材質を選ぶことができる。

耐食性が良好
アルミニウムは空気に触れると表面に薄い緻密な酸化被膜を生じ、この酸化被膜がアルミニウムを腐食から保護する。一部の科学薬品を除いて強い耐食性を示す。化学的処理、陽極酸化処理(アルマイト処理)等の表面処理を施すと更に耐食性が向上する。

加工性が良い
展延性に富み、種々の形状の製品を製造することができ、加工性、成形性が優れている。特に押出加工によって複雑な断面の形状が容易に得られる。

接合が容易
ろう付やガス、アルゴン並びに抵抗溶接が容易にできる。

低温脆性がない
低温におけるぜい性破壊やじん性の低下がなく、低温ではむしろ強さ、伸びともに大きくなる。

電気伝導率及び熱伝導率が高い
アルミニウムは銅についで電気及び熱の電導率が高い。99.6%純度以上のアルミニウムの電気伝導率は、銅の約62%で、導体として用いられる。

光や熱の反射率が大きい
白色光線及び輻射熱の反射が大きく、電気研摩面で、可視光線の80~90%、赤外線の95%を反射する。

非磁性である (計測機器等に最適)
アルミニウムは磁性をほとんど帯びない。

リサイクルが容易である (弊社使用材-AC4CH-はリサイクル可能アルミです。)
スクラップから再生される二次地金の生産に必要なエネルギ-量は、新地金生産時の1/27、わずか3.7%にすぎない。

■ アルミと鉄とマグネの比較表

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